9月 11
今回ご紹介する吐き気の原因となる病気は、「胃潰瘍」と「十二指腸潰瘍」です。いずれの病気も有名な病気ですが、症状と原因について確認していきましょう。
胃の中で食べ物を消化する際に働く「胃液」には、強力な酸が含まれています。
この酸を含んだ胃液から、胃壁を守るために粘液が分泌されています。つまり、胃液で胃壁が侵食されないようになっているのです。
ところが、この胃液と胃の内壁の粘液のバランスが崩れると、胃液によって胃壁が侵食されてしまいます。この症状が胃潰瘍です。初期は、粘膜のごく表面がただれる程度ですが、どんどん進行していくと粘膜に穴が開いてしまいます。
十二指腸壁も胃壁と似た構造で、十二指腸潰瘍もやはり胃液と粘液との不均衡が生じて、十二指腸壁が侵食される症状です。
自覚症状で最も多くみられるのは上腹部痛つまり、みぞおち辺りの痛みです。十二指腸潰瘍では、空腹時痛が顕著で夜間にしばしば起こります。胃潰瘍では、食後30分~1時間後の上腹部痛がよくみられます。(職場で、急性十二指腸潰瘍になったことがありますが、椅子に座っていられないほどの痛みがみぞおち辺りにありました。本当に激痛です。)
潰瘍からの持続的な出血があると、吐血または下血(タール便と呼ばれる海苔のつくだ煮様の黒っぽい便としてみられることが多い)として症状が現れてきます。出血症状が見られた場合は、早急に病院で受診してください。そのほか、むねやけ、吐き気、嘔吐などがみられることがあります。
